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- オークションの経済学1(土橋俊寛)
第1回「オークション理論の考え方を知ろう」
第1回は〈基礎編〉として、1つの品物が出品される単一財オークションを取り上げ、高い収益を実現したい売り手と品物を安く手に入れたい買い手の最適戦略について説明します。また、オークション理論にしばしば登場する1位価格オークション、2位価格オークションという2種類の形式に、それぞれ異なるメリットとデメリットがあることを学びます。さらに、一見オークションとは関係なさそうな場面でも、オークション理論の考え方が役に立つことを実感できる事例も紹介します。
- オークションの経済学2(土橋俊寛)
第2回「複雑なオークション〈複数財オークション、共通価値オークション〉」
第2回は〈発展編〉として、2つ以上の品物が出品される複数財オークション、オークションの参加者にとって出品物の価値に不確実性がある共通価値オークションを取り上げます。品物の数量が増えるとオークションの過程が複雑化するため、単一財オークションで成立する結果が複数財オークションでは成立しないことがあることを学びます。また、共通価値オークションの参加者は慎重に入札すべきであることを学びます。新規事業への参入やM&Aと共通価値オークションの共通点についても説明します。