高度情報化社会の新しいビジネス戦略:FSP-Dモデル(山口真一)

  • 高度情報化社会の新しいビジネス戦略:FSP-Dモデル1

    ウェブを使ったサービスで、相当の機能を無料で提供する「フリーモデル」について主に解説します。
    YouTubeのように無料でも(広告を見さえすれば)動画を見られるサービスは、フリーモデルの成功例です。
    こうしたフリーモデルを、収益の挙げ方によって分類し、それぞれのケースでの利益の上げ方を分析していきます。

  • 高度情報化社会の新しいビジネス戦略:FSP-Dモデル2

    現在のフリーモデル型サービスの多くはネットワーク効果を活用しています。
    ネットワーク効果とは「ユーザーが増えれば増えるほどサービスの魅力が高まる」効果で、例えばYouTubeは多くの動画が集まるからこその魅力をもっています。
    ネットワーク効果で成功するためには、ユーザー数が一定の閾値を超えるという、クリティカル・マスの達成が必要です。
    この達成のプロセスや、フリーモデル型サービスがどう収益を上げていくかについて解説します。また、フリーモデル型サービスにおける、多段階価格差別戦略の有効性についても解説します。

  • 高度情報化社会の新しいビジネス戦略:FSP-Dモデル3

    ソーシャルメディアの発展により、誰もが不特定多数に発信できる「人類総メディア時代」がおとずれました。
    この時代においては、SNSを活用したマーケティングが大きな効果を発揮します。
    しかしそこには炎上リスクもあり、それは時に企業の存続に影響を及ぼします。
    そうした事態に対処するため、炎上の性質をデータから理解し、対処法を事前に策定する必要があります。

  • 高度情報化社会の新しいビジネス戦略:FSP-Dモデル4

    製造業や農業においても、データの活用による効率的な生産が求められる時代が到来しました。
    さまざまな企業に、自社の強みとデータを活用したサービスの創出が求められていますが、日本ではその動向は遅れています。
    発展の鍵となるのは、「フリー+ソーシャル+価格差別」×「データ」の発想です。
    このFSP-Dモデルへの転換について解説します。