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- ビジネスに活かすヒストリー1(横山和輝)
第1回「非対称情報と殖産興業」
もし同業他社の不正が原因でお勤め先に不信の目が向けられたら、皆さんはどうしますか?信頼回復は容易ではありません。この授業で取り上げるのは、明治・大正時代の生糸輸出です。生糸は幕末開港後に主力輸出品となりますが、重量偽装が横行するなど、海外で悪評が広まりました。汚名返上は殖産興業をスローガンに掲げた明治政府の重要課題とされます。この課題を克服できたのか、当時の人々の知恵(と悪知恵)を通して、ミクロ経済学の基礎と実践を学びます。
- ビジネスに活かすヒストリー2(横山和輝)
第2回「通貨の国際協調:100年前の失敗」
トランプ当選後、暗号通貨が再注目されるようになった一方で、国際社会は先行き不透明さを増しています。今から100年前、1925年の世界に目を向けてみると、イギリスが金本位制に復帰したことで国際通貨体制は新局面を迎えました。ですが、この体制は程なく崩壊し、大恐慌の時代を迎えてしまいます。こうした激変のなかで日本がどのような選択をしたのか、そしてどのような顛末となったのか、当時のビジネスシーンに迫りつつ、現代的関心事として掘り下げます。